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まず、右の写真1をごらんください。両方とも割ったばかりの新鮮な卵です。
写真2 その卵(黄身)を弱酸性パーマ液に浸けたのが左側、直後ですが卵(黄身)は丸く小さく見えます。タンパク質の細胞がキュッと締まったのです。いわゆる弱酸性の収れん(引きしめ)効果です。
右は同じく卵(黄身)をふつうのコールドパーマ液(アルカリ性)に浸したもの。黄身のもりあがりが少し平らになり大きく見えます。皮膚でいうと、左の黄身はひきしまった皮膚、右の黄身はたるんだ皮膚と言っていいでしょう。
写真の3 10〜15分後の状態です。左の弱酸性パーマ液に浸けた黄身の色はそのまま、変化は無いようです。右のコールドパーマ液に浸けた卵の黄身は、10〜15分経過すると、色も変色して黒ずんできました。黄身は人間の皮膚や髪と同様タンパク質でできています。弱酸性とアルカリ性、この性質の異なるそれぞれの溶液の作用でタンパク質の変化する様子は、人の皮膚や髪の反応に近いものです。
パーマ液をかけて10分後に変色し、黒ずんでいく卵黄は、卵のタンパク質がコールドパーマ液で腐っていく状態です。コールドパーマ液はアルカリ性ですから、アルカリ性のパーマ液の成分がタンパク質にどのように作用するかがこの変化でわかります。コールドパーマやヘアダイやカラーリングをした後、髪が乾燥したりパサついたりするのは、髪のタンパク質が壊されて髪がアルカリ性に傾いた状態。アルカリ成分によるタンパク質の変化の結果なのです。皮膚や髪に直接つける溶液がタンパク質を変化させない=壊さない、自然になじむ弱酸性でなければならない理由がこれでおわかり。いただけるでしょう。 |